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シラルトロ湖上流の森を守る 雷別地区(標茶町)
~釧路湿原シラルトロ湖の森 雷別から守ります!~
実施主体 ~だれがやっているのか~
雷別地区国有林の自然再生事業は、釧路湿原自然再生協議会の協議を経て、林野庁北海道森林管理局釧路湿原森林環境保全ふれあいセンターが実施します。
実施理由 ~なぜやるのか~
雷別地区にある林齢70年を越えるトドマツ人工林は平成12年に気象害に遭い、
立ち枯れが発生し木がなくなった箇所が増え、森林が持つ水質保全や保水機能が低くなっているためです。
実施目標 ~なにをめざしているのか~
シラルトロ沼上流の森林(国有林)からきれいな水を安定的に供給するため、郷土樹種であるミズナラ、カシワ、ハルニレ、ヤチダモ等の広葉樹主体の森へ再生します。
対象区域 ~どこでやっているのか~
対象流域は釧路湿原北東部に位置するシラルトロ沼の流域。その上流域にある林野庁所管の雷別地区国有林約246haを対象区域とします。
実施内容 ~どんなことをやっているのか~
1.保全
稚樹や小径木(細い木)がまとまって生育し手をつけなくても再生が可能と思われる場所では、その木を育てます。
2.天然更新
稚樹や小径木がまとまって生育しておらず、近くに母樹(種子をつける樹木)となる樹木がある場所では、母樹が自然に落としたタネから、森林にしていきます。地面に落ちた樹木のタネが発芽して成長しやすいように、ササを刈り取る作業を行います。
3.人工植栽
稚樹や小径木(細い木)がまとまって生育し、手をつけなくても再生が可能と思われる場所では、その木を育てます。
雷別での森林再生の推移イメージ
実践に向けた取組み
市民の皆さんとともに森林再生箇所の見学や種子採取、苗木づくり等の体験型森林つくり活動を行っています。
ボランティアとして参加する「雷別ドングリ倶楽部」があります。
市民参加として
森林ボランティア養成講座(野草の観察)
(シードトラップ設置)
雷別ドングリ倶楽部
(間伐・枝打ち)
(遊歩道の整備)