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豊かな水生植物の生育を回復 達古武湖(釧路町)

~達古武湖から「水と緑の大地」を取り戻す!~

実施主体 ~だれがやっているのか~

 

達古武湖の自然再生事業は、釧路湿原自然再生協議会の協議を経て、環境省釧路自然環境事務所が実施します。

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実施理由 ~なぜやるのか~

 

かつて達古武湖には多様な水生植物が生育しており、水生植物の宝庫であったが、周辺環境の変化により、湖の富栄養化がおこり、アオコの大発生やヒシの繁茂などにより、水生植物をはじめとする生物の多様性が損なわれている状況にあるためです。

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実施目標 ~なにをめざしているのか~

達古武湖に流入するリンや窒素などの栄養塩類と、ヒシの繁茂による水生植物への影響を低減することにより、ネムロコウホネやヒツジグサなどの多様な水草の生息環境を再生することを目指します。

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対象区域 ~どこでやっているのか~

 

本実施計画は、釧路湿原流域の東部湖沼の一つである達古武湖133ha及びその集水域2,400haを対象とします。

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実施内容 ~どんなことをやっているのか~

達古武湖における水生植物の生育環境に影響を与えている要因を取り除く具体的な取組を行ないます。

​1)繁茂したヒシの削減

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現在の達古武湖は、ヒシの繁茂により、他の水生植物が生息しにくい状況になっています。そのため、比較的ネムロコウホネやヒツジグサの生息がみられる箇所を中心にヒシの刈り取り作業を行ないます。

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​(ヒシ刈り取りの範囲)

​2)流域からの栄養塩類の流入抑制

流入する達古武湖の流域からのリンや窒素などの栄養塩類を抑制することで水生植物の生息環境を再生します。

①南部湿地の汚濁物質の除去

達古武湖の南東部にある湿地帯(通称:南部湿地)では高濃度の汚濁物質が蓄積されており、この除去を行ないます。

②流域全体からの栄養塩類の流入抑制の対策

関係者を連携をとりながら、流域内の農地や林地などからの栄養塩類の流入を抑制するための対策に関する普及啓発等を検討・実施します。

市民参加による自然再生に実施

 一般市民を対象にしたヒシの刈り取りなどの取組を関係機関と連携しながら実施します。
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